遺影写真

【読み方】いえいしゃしん
【別名】遺影
【英語】portrait of deceased person

遺影写真とは?

遺影写真(いえいしゃしん)とは、お葬式のときに祭壇に飾る「故人の写真」のことをいいます。

お葬式が終わった後は、仏壇の近くに飾られるのが一般的です。

遺影写真を英語で訳すと「the picture of the deceased」「portrait of deceased person」となります。

遺影写真の意味

遺影写真の意味は、遺族が故人の面影を忘れないため、そして先祖代々の記録を後世に遺すために遺影を撮ることが多く、大きさや種類など決まりはありません。

近年は、いちばんお気に入りの姿を残したいと、遺影写真を生前のうちに自分で撮って用意する方もいます。

遺影写真の作り方

一般的に遺影写真の作成は、葬儀屋さんに依頼することが多いです。

写真やデータをわたして、背景や服装などを自由に選び、加工してもらいます。

遺影写真のサイズ

遺影写真のサイズは「四つ切(254mm × 305mm)」が一般的です。

ただし、遺影写真のサイズに決まりはないため、自由に選ぶことができます。

遺影写真の背景

遺影写真の背景に決まりはありません。

これまでは、ブルーやグレー系など「単色のグラデーション」が主流でしたが、近年は「お花や趣味」の背景を選ぶ人も増えています。

また、命日の季節に合わせて、桜や紅葉など「春夏秋冬の情景」を選ぶ場合もあります。

遺影写真の服装

遺影写真の服装は、ふだん着や趣味の格好であっても、そのまま遺影写真にする考え方が広まっています。

写真の加工修正サービスを利用すれば、顔はそのままで服装だけを自由に選んで着せ替えることもできますので、相談してみてもよいでしょう。

遺影写真の加工

近年は、画像の加工技術が進歩し、背景や服装だけでなく、帽子やめがね、マフラーやイヤリングに至るまで、取り除くことができます。

要望によっては、ヘアスタイルや顔の角度などについても、加工・修正してくれる場合もあります。

遺影写真の費用

遺影写真の作成を、葬儀屋さんに依頼すると「2~3万円」程度が費用相場です。

基本的には、葬儀プランと遺影写真は別になっていることが多いため、遺影写真の作成を業者に依頼する際には、プラン内容を確認してみましょう。

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