最近は、お葬式や埋葬に対する考え方も変わりつつあり、お葬式のスタイルは人それぞれです。
お葬式はデリケートな話題ですが、万一のときご家族が困らないためにも、元気なうちにお葬式に備えておきましょう。
お葬式で決めておくべきこと
悔いのない理想のお葬式をあげるために、次のことを決めておきましょう。
- 葬儀社
- 葬儀プラン
- どんなお葬式にしたいか(規模、呼びたい人など)
- 喪主になってほしい人
葬儀社や葬儀プランは、さまざまな種類があるため、予算や希望と照らし合わせて、目的にあった葬儀プランを選ぶことが大切です。
近年は身内だけで行う「家族葬」の人気が高まっていますが、後々になって「なぜ知らせてくれなかったの?」と、葬儀に呼ばれなかった知人から、不満を寄せられるケースも少なくありません。
そうしたトラブルを避けるためにも、葬儀に呼びたい友人・知人の連絡先をエンディングノートに記しておくことが望ましいです。(参列者の数によっても、葬儀の規模が変わってきます。)
葬儀の生前契約
最近は、葬儀の生前契約を希望する人も増えてきています。
葬儀の生前契約とは、元気なうちに葬儀社や葬儀プランなどを決め、契約をしておくことです。
身寄りのいない人や、家族にお葬式のことで迷惑をかけたくない人が生前契約を利用しています。
生前契約のトラブルを回避するポイント
「契約者が亡くなった時に、葬儀社が倒産していた」「妻や夫に先立たれ一人になった」など、生前契約のトラブルは多いため、生前契約を利用する際には、次のポイントをチェックすることが大事です。
- 葬儀プランの見直しはできるか
- 解約はできるか、解約する時に違約金が発生しないか
- 入会金や年会費がないか
- 葬儀信託かどうか
時間が経つと状況や考え方も変わるため、プランの見直しや解約ができる葬儀社を選びましょう。
料金は前払いで支払うケースが多いですが、葬儀社が倒産してしまうと費用が戻ってこないこともあるため、葬儀費用を銀行や信託会社に預けておける「葬儀信託」を扱っている葬儀屋を選ぶと安心です。
葬儀信託であれば、葬儀社が倒産してもお金が戻ってきます。
【最後に】写真を撮っておこう
故人の姿を後世に伝える大切な遺影写真。
お葬式で「遺影に使える写真がない」とご家族が困るケースは多いです。そのため、元気なうちに遺影写真を用意しておくようにしましょう。
第5章「お葬式・お墓」