エンディングノートを書き始めてみたものの、「何を書いたらいいんだろう?…」と、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、エンディングノートに書くこと、書き方についてやさしく解説します。
エンディングノートに書くこと&書き方
エンディングノートには自分の情報を記録し、大切な人に伝える役割があり、主に次の5つのことを書きます。
- プロフィール
- 自分史
- 重要な情報(資産、介護、相続、お葬式のことなど)
- 家族へのメッセージ
- その他(ご家族・友人について、伝えたいこと)
プロフィール
まずは自分のプロフィールから書き始めましょう。エンディングノートのベースは「履歴書」です。
- 名前
- 生年月日
- 血液型
- 身長/体重
- 住所
- 本籍
- 学歴/職歴
- 勤務先
- 緊急連絡先
- 資格
自分史
自分がどんな人生を歩んできて、どんな性格で、何が好きか、パートナーとはどこで出会ったのかなど、自分自身のこと(自分史)を書き込んでいきます。
【過去】思い出リスト
【現在】好きなことリスト
【未来】やりたいことリスト
過去・現在・未来の3つの時間軸で考え、その時々で感じた想いなど、生い立ちから書き始めて人生ストーリーを作りましょう。
重要な情報(資産、介護、相続、お葬式のことなど)
ご家族に共有したい重要な情報をまとめます。
- 資産・ローン
貯金、負債(ローン)、銀行口座、クレジットカード、年金、保険、不動産、金融証券など - 医療・介護
健康保険、介護、医療費、延命措置(終末期医療の希望)など - お葬式・お墓
生前整理、お葬式、お墓、法要など - 相続
戸籍謄本、遺言書、遺産相続など - デジタルデータ
パソコンやスマートフォンのログイン情報、webサイトのID・パスワードなど
いざというときご家族が困らないために、これらの情報をはじめ、お葬式に呼んでほしい人や、荷物・データの処分方法など、自分の希望もしっかり書いておきましょう。
家族へのメッセージ
家族へ伝えたいメッセージを書き残します。
エンディングノートは家族に贈る最期のラブレター。日頃、感謝の言葉を伝える機会がないという方も、自分の想いを伝えるよい機会です。
気にかかっていることや謝りたいことなど、タイミングがなく、長年胸の中にしまい込んでしまっていることはありませんか?そうした想いを綴りましょう。
その他(ご家族・友人について、伝えたいこと)
その他、家族構成、交友関係、連絡先、遺品整理(データの保管場所)、死後どうして欲しいかなど、自分の希望や身の回りについて、家族に知っておいて欲しいことを書き残します。
エンディングノートの書き方まとめ
エンディングノートの書き方に決まったルールはなく、すべての項目を埋める必要も、順番通りに書く必要もありません。
「自分と家族にとって重要な情報、大切な人に伝えたい想い」が書かれていれば良いので、まずは書けるところから書いていきましょう。