【読み方】ひにん
【別名】贈与の否認
【英語】denial
否認とは何ですか?簡単に
相続における否認(ひにん)とは、「税務調査で、贈与として認められないこと」をいいます。
遺産を相続すると「相続税」がかかります。相続税対策として、「基礎控除額110万円」を活用し、毎年110万円ずつの贈与を行なうことで、贈与税を払わずに生前贈与をすることができます。
ただし、税務調査によって “贈与が否認” がされると「贈与の予約」や「死因贈与」として扱われ、贈与税が課せられます。
贈与として認められるポイント
連年贈与として認められるためには、3つのポイントが大切です。
- 贈与した側が「贈与したことの意思」を明確にする
- もらった側が「確かに贈与してもらった」という認識が必要
- もらった側がその財産を「管理・運用・使用」している実態が必要
この要件は1つでも欠けてしまうと、贈与と認められず「贈与の否認」となります。