【読み方】おくりび
【別名】精霊送り
【英語】ceremonial bonfire
お盆の「送り火」とは?
送り火(おくりび)とは、お盆の行事のひとつで、お盆に帰ってきた先祖の霊を、あの世へと送り出すために行います。
お盆の最初に、先祖の霊を迎えるのが「迎え火」。お盆が終わり、先祖の霊を送り出すのが「送り火」です。
送り火のイメージ
送り火は、一般的に8月16日(もしくは7月16日)に行われ、おがらを重ねて家の門や玄関、お墓で焚きます。マンションなどの場合は、玄関先で火を焚くのが難しいため、「盆提灯(ぼんちょうちん)」が迎え火・送り火の役割となります。
おがらは、麻の皮を剥いだ茎のことで、お盆時期に、ホームセンターやスーパー、お花屋さんや仏壇店などで購入できます。
送り火は英語でなんていう?
送り火は英語で「ceremonial bonfire」と翻訳されます。日本の行事ですので、「Okuri-bi」と訳してもよいでしょう。
日本の有名な送り火
京都 大文字送り火と灯籠流し
京都五山送り火(ござんおくりび)は、日本でも有名な送り火の伝統行事です。
東山に「大文字」が浮かび上がり、続いて、松ケ崎に「妙・法」、西賀茂に「船形」、大北山に「左大文字」、そして、嵯峨に「鳥居形」がともります。
これら5つの送り火は、「京都市登録の無形民俗文化財」に指定されています。