【読み方】いちりんざし
【英語】a single‐flower vase
一輪挿しとは?意味を簡単に
一輪挿し(いちりんざし)とは、一輪の花を生ける小さな花瓶のこと。または、一輪の花を挿して飾ることをいいます。
一輪の花を花瓶に挿して鑑賞する文化は、平安時代にはすでに始まっており、千利休は「一輪挿し」を「余分な物を省いた、より純化された象徴美」として称賛しています。
一輪挿しのイメージ
一輪挿しは英語でなんていう?
一輪挿しは英語で「a single‐flower vase」と翻訳されます。
一輪挿しの花瓶の種類
一輪挿しは、和テイスト、洋テイスト、金属、ガラス、木製など、さまざまな種類の花瓶があります。
一輪挿し①「陶器」
陶器製の一輪挿しは、土から造っているため、自然のぬくもりが感じられ、和室にも洋室にも合わせやすいのが魅力です。
一輪挿し②「ガラス」
ガラス製の一輪挿しは、シンプルでスタイリッシュな雰囲気を演出できます。花が美しく映え、リビングや玄関など、どんな場所にもマッチする優秀な一品です。
一輪挿し③「試験管」
試験管をDIYした一輪挿しを飾る人も増えています。100円ショップで簡単に手に入れることができ、その手軽さゆえ、密かに人気が高まっています。
一輪挿しに合う花
一輪挿しの花は「花びらが大きく、茎が太いもの」が好まれており、「バラ」「ガーベラ」「スミレ」「椿(つばき)」「桃」「ラナンチュラス」「さくら」「カスミソウ」などの花は人気があります。
一輪挿しの生け方
一輪挿しを美しく飾るためには「花と花瓶のバランス」が大切になります。
ヒマワリなど頭が大きく重い花は、安定性のある花瓶がおすすめです。
ほっそりした花は、背が高く細い花瓶が落ち着きます。花の長さは、うつわの倍になるように生けるとバランスよく見えます。
茎が細く動きのある花は、細口の花瓶がおすすめです。花の長さは、うつわの長さに対して1.5倍程度にするとバランスよく見えます。
茎が太い花は、高さのある花瓶が似合います。