隠居

【読み方】いんきょ
【別名】隠退、退任、引退、隠居差控
【英語】Retirement

隠居の意味とは?簡単に

隠居(いんきょ)とは、「戸主が家督を他の者に譲る」こと。

現代では「職を辞めて世間から身を引き、気ままに暮らす」という意味で用いられています。

それまであった立場を他人に譲る、また官職を退いて悠々自適な生活を送るなど。第一線から退く「隠退(いんたい)」ともいいます。

民法上でいう「隠居」は、戸主が家督を相続人に譲ることを指していましたが、戦後の日本国憲法の改定にともない、「隠居制度」は廃止されました。

隠居の類語

隠居の類語をご紹介します。

秘密の場所 退却、後退、撤退、退陣、幽居
非常に年老いた男性 お爺さん、爺様、尊翁、老夫、老漢、翁、老翁、老叟
地位や職業から退くこと 退職、引退、退役、退任、リタイア

一言に「隠居」といっても、さまざまな意味合いが含まれています。

隠居の英語

隠居を英語でいうと
●retirement(リタイアメント)
●retired person(リタイアド パーソン)」

となります。

早まる隠居生活の願望

「隠居生活」というと、一般的には「定年退職後の生活」をイメージします。

ここ数年、「早期隠居生活」を目指す方も増えてきており、40代~50代で早期退職し、第二の人生を楽しむなど、働いている人の1つの目標にもなっています。

若者に広がる隠居生活

近年は、20代の頃から隠居生活を送る、また興味をもつ若者も増えており、最低限の稼ぎでのんびりとした暮らしは、現代のライフワークスタイルを象徴しています。

ミニマリストという言葉も生まれ、隠居・ミニマリストは、貧乏・引きこもりといった言葉と違い、ポジティブなイメージを持ちます。

隠居生活のために必要な貯金

誰もが憧れる自由気ままな隠居生活。どれほどの貯金があれば、隠居できるのか。

50歳で1億円の貯金が必要だ。という見解もあれば、半隠居(最低限の収入で生活)するために、100~300万円程度の貯金で隠居に踏みきった、という人など様々です。

隠居生活は、自分がどのような生活をしたいかによっても変わってきます。理想の生活を目指して、計画を立てながら人生を楽しみたいですね。

【関連する用語】:素隠居倉敷戸籍

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