団扇太鼓

【読み方】うちわだいこ
【英語】Uchiwa-daiko

団扇太鼓とは?

団扇太鼓(うちわだいこ)とは、仏教で使われる「うちわ型をした太鼓」のことです。

団扇太鼓

団扇太鼓といえば「日蓮宗」

仏教の中でも「日蓮宗」は団扇太鼓を使う宗教として有名であり、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」を唱えるときに、リズムを整えるためにトントンと団扇太鼓をたたきます。

法華の太鼓

団扇太鼓は、法華宗で使用されることが多く、「法華の太鼓(ほっけのたいこ)」とも呼ばれます。

だんだん良くなる法華の太鼓

ことわざで「だんだん良くなる法華の太鼓」といったものがあります。

意味は、物事が徐々に良くなっていくことをあらわし、物事が「よくなる」と、太鼓の音が「よく鳴る」をかけています。

由来は、「南無妙法蓮華経」を唱えながら団扇太鼓をたたくのが、最初はぎこちなくても、練習を重ねていくうちに、上手にたたけるようになる。ことからきているとされています。

三連の団扇太鼓「だいじょうぶだぁ」

志村けんさんのギャグに「だいじょうぶだぁー」というのがありますが、これは、ロケで出された旅館の夕食を見て、「これ、食べても大丈夫ですか?」との質問に対し、親父さんが「だいじょうぶだぁ、クェ、クェ、クェ(食べなさいの意味)」と答えたのが由来とされています。

三連の団扇太鼓は、ネタを披露するために番組で作られたもので、3つの太鼓とバチを組み合わた特徴的な形をしています。

団扇太鼓の価格

団扇太鼓の価格は、種類によっても異なりますが、1尺サイズ(=直径約30センチ)で「1万円~3万円程度」で販売されています。

ほとんどが国内生産で、木の柄に牛皮を張っているため、高価な商品が多いです。

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