【読み方】うけばな
請花とは?
請花(うけばな)とは、石塔の宝珠(ほうじゅ)や九輪 (くりん)などの下についている花形の飾りのことです。
主に、多宝塔(たほうとう)の相輪や台座に見られます。
仏塔に用いられる請花は、上向きのものが多いですが、水が流れる様子を表した上下蓮華型、また素材も石やレンガ、鉄製や青銅製などさまざまです。
請花の意味
請花は、極楽浄土(ごくらくじょうど)を意味しています。
請花は「蓮華(れんげ)」の形をした飾りです。蓮の花は、仏教では正しい信心の教えであり、ご先祖様が極楽浄土で安らかにいられるようにと、祈りが込められています。
五重塔の相輪
請花は「五重塔の相輪」にも見られ、宝珠や九輪を支える飾りとして使用されています。
相輪(そうりん)は、一般的に「仏塔の最上部(屋根の上)」に建てられていることが多いです。