氏子

【読み方】うじこ
【別名】氏人、産子
【英語】parishioner

氏子の意味とは?

氏子

氏子(うじこ)の意味とは、その地域の神さまを祀る住人のことをいいます。

神社に祀られ、地域の平和を守る神さまのことを「氏神(うじがみ)」と呼び、氏神さまを信仰する人々のことを氏子と呼びます。

1. 祖神である氏神の子孫。氏の子。氏人。
2. 産土神 (うぶすながみ)の鎮守する土地に住んでいて、その守護を受け、それを祭る人々。

辞典:デジタル大辞泉

平安時代以降になると、氏族(氏神さまを信仰する一族)と一緒に生活している者も含めて、「氏子」と呼ぶようになりました。

氏子になるには?

氏子になるためには、

  • その地域に住む
  • お祭りに参与する

という2つの条件が必要です。

現代では、神社をお参りして、神による祈祷を受けることで、氏子になれるとされています。

氏子の行事

お宮参り
お宮参り 子供が氏子になることを、神や住人からも認めてもらうための儀式。
氏子入り 出生1か月後にお宮参りをして、氏子になることを氏子入りと呼びます。
(7歳、15歳にあらためて氏子入りするところもある)

氏子入りは、その土地を守ってくれている神々に感謝し、神さまに仕える精神が大切になります。

最近では、「お宮参り」と「氏子入り」は、同一の儀式とするところが多いです。

氏子総代

氏子総代とは、氏子の中から選ばれた「代表者」のことです。神職(神に奉仕し、祭儀や社務を行う人)と協力して、神社を維持していきます。

氏子と檀家の違い

氏子と檀家の違いは、「氏子」は地域の氏神さまを崇拝しているのに対して、「檀家」は寺院に仕えてお布施を納め、法要のお手伝いなどをします。

氏子と檀家の違い
所属 内容
氏子 神社 氏神さまを信仰して仕える
檀家 寺院 お寺にお布施を納め、法要のお手伝いをする

【関連する用語】:氏神

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