浮世

【読み方】うきよ、ふせい
【別名】浮き世、憂き世
【英語】this life

浮世の意味とは?

浮世絵

浮世(うきよ)の意味とは、「辛くはかない、変わりやすい世の中」を表した言葉です。

もともとの意味は、「憂き世(うきよ)=辛く悲しい世の中」と書いていましたが、後に「浮世(ふせい)=はかない世の中」の意味が重なり合って、「浮世」の字が使われるようになりました。

浮世を英語で?

浮世は英語で訳すと「the world, life」「fleeting life」「this life」「this fleeting life」となります。

浮世の使い方

浮世は「浮世の波」「浮世の習い」「浮世離れ」「浮世絵」「浮世話」といった使い方をします。

浮世絵の「浮世」とは、「現代の」「美しい」といった意味があります。

浮世の「類義語」「対義語」
類義語 俗世、人の世、娑婆、現世、現し世、虚妄の世界、人界、俗界、現実世界、俗世間、この世、此岸、浮き世、この世界、シャバ、下界、人間界、地上
対義語(反対語) 俗な世界

浮世の語源・由来

浮世の由来は、もともと「憂き世(うきよ)」と書かれ、辛く悲しい世の中のことを表していましたが、後に、この世は無常なもの(変わりゆく、はかないもの)との思想が広まり、はかない世の中を意味する「浮世」と書かれるようになりました。

「浮世」の本来の意味

浮世の「浮」は、辛く苦しいを意味する「憂き」が本来の形で、「憂き世」と書き、つらい世の中を表していました。

やがて、仏教的思想が定着し、この世ははかないもの、と考えるようになり、漢語で “はかない世の中” を意味する「浮世」と書かれるようになったのが語源であり、浮世の本来の意味です。

浮世離れの意味

浮世離れ(うきよばなれ)とは、考え方や生き方が常識からかけ離れていることを意味し、ひたすら我が道を行くマイペースな人、一匹狼のことをいいます。

「浮世離れした暮らし」といった使い方をされます。

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