2020年、春のお彼岸は3月17日(火)~3月23日(月)、秋のお彼岸は9月19日(土)~9月25日(金)です。
お彼岸には何をすればいいのか。お彼岸の過ごし方について紹介します。
お仏壇、お墓、納骨堂を掃除する
お彼岸に決まった過ごし方はありませんが、まず、お墓や仏壇を清めて、きれいに掃除しましょう。
普段は忙しくて、なかなかお墓参りに行けないという方も、お墓の掃除や仏壇のお手入れをする、よい機会になります。
「彼岸いり・中日・彼岸あけ」とそれぞれ呼び名はありますが、この1週間はすべて「お彼岸」にあたるので、いつお墓参りに出かけても構いません。
「おはぎ・ぼたもち」をお供えする
春は「ぼたもち」 秋は「おはぎ」という呼び名があります。
春のお彼岸では「ぼたもち」、秋のお彼岸では「おはぎ」をお供えするのが風習です。彼岸入りには、季節に合わせてお供えのお菓子を用意するとよいでしょう。
ご先祖さまや家族を感じる時間にする
お墓や仏壇をお手入れすると同時に、お彼岸の7日間はご先祖さまや家族のことを考える時間にしましょう。
お彼岸の機会をきっかけに、家族でご先祖さまの話をするのもいいですね。
ご自身を見つめ直し、修行をする
お彼岸は、ご先祖さまに手を合わせて感謝するだけでなく、人生において大切な「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を実践できているかを、見つめ直す時期でもあります。
お彼岸の時期に、6つの徳目「布施、持戒、精進、忍辱、禅定、智慧」を意識し、彼岸入りから1日1つ実践してみましょう。
六波羅蜜とは
- 布施(ふせ):見返りを求めない施しをする
- 持戒(じかい):ルールを守り、自分自身を戒める
- 精進(しょうじん):ひとつのことに集中して、一生懸命努力する
- 忍辱(にんにく):短気にならず、忍耐をする
- 禅定(ぜんじょう):こころを落ち着かせ、反省をする
- 智慧(ちえ):上の5つをふまえ、物事の道理を見極める
お彼岸法要もおすすめ
お彼岸の期間には、お寺で「彼岸会(ひがんえ)」や「施餓鬼供養(せがきくよう)」が行われることも多いです。
お墓参りだけでなく、お彼岸法要に参加して、お坊さんと一緒にご先祖さまに手を合わせ感謝するお彼岸を過ごすのもいいでしょう。