04-9

終末期医療とは?望む最期を迎えるために

終末期医療はとてもデリケートな問題ですが、“自分の最期をどうしたいか” を決めておかないと、亡くなった本人にも遺族にも悔いが残ります。

ここでは、望む最期を迎えるための「終末期医療」についてやさしく解説します。

終末期医療(ターミナルケア)とは?

身体的・精神的な苦痛を緩和する

終末期医療(ターミナルケア)とは、老いや病気などにより終末期を迎えた方が、少しでも穏やかに過ごせるように、身体的・精神的な苦痛を緩和するケアのことをいいます。

主に次のようなメリットがあります。

  • 身体的・精神的な苦痛がない
  • 人としての尊厳を保てる
  • 家族や医師との良好な関係を保てる
  • 家族の負担にならない
  • 望んだ環境で、穏やかに過ごせる

多くの人が、苦痛なく、家族のもとで愛されながら最期を迎えたいと望んでいます。

終末期医療では、苦痛の緩和を目的としており、基本的に痛みをともなう治療や延命措置は行いません。

7割以上が「病院」で最期を迎える

自宅54.6% 病院74.8%

高齢者の半数以上が「最期は自宅で迎えたい」と、住み慣れた地元での在宅医療を希望する人が増えています。

ですが、厚生労働省の「人口動態統計(2017)」によると、亡くなった人のうち74.8%が「病院」で息をひきとり、自宅で最期を迎えた人はわずか13.2%と発表されています。

どんな最期を迎えたいか、家族に伝えておく

最期は家で過ごしたい 延命治療はしたくない

自分はどんな最期を迎えたいか、終末期医療の希望を家族に伝えておくことはとても大事です。

悔いのない最期を迎えるためには、次のことをしっかり決めておく必要があります。

  • 意識不明の状態になったらどうするか
  • 治療の判断を誰に託すか
  • 延命治療を希望するか
  • ターミナルケア(緩和ケア)をどうするか
  • 臓器提供を希望するか
  • 最期の場所はどこがいいか
  • 亡くなった時の告知の有無

家族に負担をかけたくないからと、延命治療はせず自然死を望む方は多いです。終末期医療は、医師任せにせず、人生の最期をどう生きるかを自分たちで決めましょう。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)

患者・家族・医者が一緒に治療について話し合う

近年は「ACP」の認知が広まっています。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、患者と家族、医師や介護士が一緒に、終末期の治療・療養について話し合うプロセスのことです。

意思決定ができなくなったときに備えて、信頼できる医師を見つけ、しっかり話し合っておくことが望ましいとされています。

自宅での看取り

自宅看取り

最期は家で過ごしたいと、自宅看取りを希望する人が増えています。

ですが、自宅看取りはご家族に金銭的・肉体的な負担がかかるため、次のポイントを考えて決めなければいけません

  • 在宅医療を行っている地域か
  • 経済的・肉体的に介護できるか
  • 介護保険や民間保険の内容を確認する
  • 本人と家族の意思がとれているか

在宅医療は、ご家族をはじめ、訪問治療する医師や看護師などのサポートが必要であり、環境が整って初めて実現できるものです。

これらの整備には地域差があり、医師、看護師、ケアマネージャー、介護士などがいない場合は、自宅での看取りは難しいでしょう。

信頼できる「かかりつけ医」を見つけよう

信頼できる かかりつけ医を見つけよう!

老後を安心して過ごすためには、信頼できる「かかりつけ医」を見つけることが大事です。

患者一人ひとりとじっくり向き合い、健康状態や性格を把握している「かかりつけ医」は、いざというとき大変心強いもの。

まだ、かかりつけ医がいないという人は、相性がよく信頼できる「かかりつけ医」をぜひ見つけてください。

この記事を家族・友だちに教える

スポンサーリンク

関連記事

※終活アドバイザー® 、行政書士など有資格者が執筆&監修し、専門性・信ぴょう性の高い内容を心がけています。掲載している情報については充分注意・確認をした上で掲載しておりますが、最新性や正確性を保証するものではありません。
いちばんやさしい終活ガイドでは、より有益な情報をお届けしたいと考えており、もし誤った情報がございましたら、当サイトまでご一報いただけますと幸いです。

ホーム 検索 メニュー