【読み方】えいたいくようりょう
永代供養料とは
永代供養料(えいたいくようりょう)とは、永代にわたってお墓を管理・供養してもらうために支払う費用です。
永代供養料は、最初に支払ってしまえば、その後に追加の費用はかかりません。
永代供養とは
永代供養は、お墓を管理してくれる人がいない、お墓参りに行けないといった人のために、お寺や霊園が代わりにお経をあげてくれます。
「永代」とはいっても、永久にというわけではなく、基本的には「33回忌」までなど、期間が定められており、その後は合祀墓に埋葬されます。
永代供養にかかる費用の内訳
永代供養で最初にかかる費用は次のとおりです。
永代供養料
永代供養料は、お墓を管理・供養してもらうために支払う費用です。お墓の使用料も含まれます。
永代供養料の目安は「10万円~40万円程度」です。
お布施(納骨法要の費用)
永代供養でも「お布施」が必要です。一般のお墓と同様に「納骨法要」を行うため、僧侶にお経を読んでもらったお礼としてお布施を納めます。
永代供養のお布施の目安は「3~5万円程度」です。
永代供養墓の「刻字料」
石碑や墓誌(ぼし)などに、故人の名前を彫ってもらうための費用です。永代供養墓の刻字料の目安は「3万円程度」です。
永代供養料の費用相場
永代供養墓は、「合祀墓」「集合墓」「単独墓」の3種類に分かれ、どのタイプを選ぶかで金額が変わります。
合祀墓 | 他人の遺骨と一緒に埋葬する | 3~10万円程度 |
---|---|---|
集合墓 | 石碑は1つで、納骨スペースが個別に分けられている | 10~30万円程度 |
単独墓 | 個々に墓石を建てて納骨する | 30~100万円程度 |
宗派による永代供養料の違い
「曹洞宗」の永代供養料の費用は、タイプだけでなく、それぞれの寺院によっても異なります。
「浄土真宗」は、そもそも永代供養という考え方がありません。浄土真宗の教えでは「人は生きているうちから、すでに救われており、亡くなればすぐに成仏できる」と考えられており、亡くなった後の供養は行いません。