遺灰

【読み方】いはい
【英語】ashes

遺灰とは?

遺灰(いはい)とは、遺体を火葬したあとに残る「灰状になった骨」のことです。火葬する過程で骨や灰になります。

最近では、遺骨を粉末状にして遺灰をまいたり、手元供養するなど、新しい供養スタイルが主流になりつつあります。

遺灰は英語で「ashes(アッシイズ)」と翻訳されます。

遺灰の新しい供養の形

近年は、お墓を持たない家庭も増えており、遺灰をダイヤモンドやペンダントにして手元に残しておく、新しい形の供養方法が増えています。

手元に保管したり、身に着けることで、家族の心の支えにもなります。

遺灰ダイヤモンド

遺灰ダイヤモンド

遺灰ダイヤモンドとは、遺灰から炭素を抽出して、合成されたダイヤモンドのことです。通称はメモリアル・ダイヤモンドといいます。

遺灰ダイヤモンドの費用相場は「0.1カラットで30万円程度」から作ることができます。

遺灰ペンダント

遺灰ペンダント

遺灰ペンダントとは、ペンダントのトップに遺灰を少量納めて、身につけられるジュエリーのことです。ペンダントの本体に空洞があり、遺灰を納めます。

アクセサリーにはペンダントのほかに、ネックレスやブレスレットなど、さまざまなスタイルが選ばれています。

遺灰ペンダントの費用相場は「1000円程度」から作ることができ、ダイヤモンドに比べてお手頃です。

自分で「遺灰をまく」ときの注意点

亡くなったら、海に遺灰をまく「海洋散骨」を希望する人も増えています。

海洋散骨においては、遺骨の粉砕は業者に依頼し、散骨を自分でやるケースが多いです。粉骨を業者に依頼した場合の費用相場は「1~3万円程度」です。

散骨はいろいろと規制も厳しく、個人で遺灰をまく際には、次のことを厳守するようにしましょう。

  • 遺骨を粉末状にする
    遺骨をそのままの形でまくのは、刑法第190条の遺骨遺棄罪、また墓地埋葬法に違反しますので、必ず骨は粉末状にしてからまきましょう。
  • 他人に迷惑がかからない場所にまく。
    例えば、人が賑わう海水浴場などで散骨するのはマナー違反となります。
  • 自治体の散骨ガイドラインを確認する
    散骨する際には、自治体で出されている散骨のガイドラインや条例を確認するようにしましょう。

自治体によって散骨を規制している地域もあるので、各自治体に問い合わせてみましょう。散骨については、いろいろと規制も厳しいため、できれば散骨の専門業者に相談・依頼すると安心です。

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