【読み方】うらぼんえ
【別名】お盆、盂蘭盆(うらぼん)、魂祭り、お精霊祭り
【英語】Feast of Lanterns
盂蘭盆会とは?意味を簡単に
盂蘭盆会(うらぼんえ)とは、現在でいう「お盆」のことです。
ご先祖さまの霊をむかえて供養する仏教行事のひとつとして広く知られています。全国的には8月に行われ、帰省やお墓参りをする人が多いです。
盂蘭盆会(お盆)の時期
盂蘭盆会の時期は、全国的には「8月13日~15日」ですが、東京や沖縄など一部の地域では新暦の「7月13日~15日」としており、一般的なお盆休みとは時期がずれています。
2019年の盂蘭盆会(お盆)
盆入り | お盆の中日 | 盆明け |
---|---|---|
8月13日(火) | 8月15日(木) | 8月16日(金) |
盆入り | お盆の中日 | 盆明け |
---|---|---|
7月13日(土) | 7月15日(月) | 7月16日(火) |
盂蘭盆会の過ごし方(お盆の行事)
お盆の過ごし方は、地域によってさまざまです。8月15日や7月15日は、お盆の中日として「お墓参り」や「親族で法事・法要」を行います。
13日に「迎え火」を焚いて祖先の霊をむかえ、そして16日に「送り火」を焚いてお帰りいただきます。
盂蘭盆会(お盆)の飾り・食べ物
お盆には、ご先祖さまの霊を迎え入れるために「仏壇飾り」をします。
主な仏壇飾りは「お供えもの」「こも・まこもの敷物」「精霊馬」など。お供えものは、ご先祖さまの好物を供えるのが一般的で、食べ物であれば、お酒、お菓子、果物などがあります。
また、精霊馬は、きゅうりを馬、ナスを牛に見立てて「お供物」を作ります。
盂蘭盆会(お盆)の由来
盂蘭盆会の由来は、サンスクリット語の「ウラバンナ」(逆さ吊りという意味)からきています。
お釈迦さまの弟子である「目連尊者(もくれんそんじゃ)」が、地獄で逆さ吊りにされ苦しんでいた母親を解放してあげるために、仏陀の教えに従って「夏の修行が終わる7月15日に僧侶を招きごちそうを振るまった」ことが由来とされています。
逆さ吊りの苦しみから救うための供養がもとになっており、その言い伝えが、現在の盂蘭盆会(お盆)の風習となりました。